COLUMN

店舗の採用は、Threadsで先行できる

Threads採用、勝ち負けの分かれ目

私はSOELという会社で、飲食・ホスピタリティを中心に1,500店舗の集客を支援しています。同時に31名の会社の経営者として、採用にも日々向き合っています。その両方の視点で、いま一番「先行者の機会が残っている」と感じているのがThreadsを使った採用です。X(旧Twitter)で3日間の連載として書いた内容を、1本にまとめ直しました。

なぜThreadsか——「店舗×採用×Threads」は空白地帯

Threadsは、店舗の集客より先に「採用」で効くと見ています。

調べた限り、「店舗×採用×Threads」の体系的な成功事例は、まだ国内外どちらにも見当たりません。つまり、いま始めた店がそのまま先行事例になれる領域です。

外食の求人媒体費は上がり続けています。1名採用するのに数十万円という水準が当たり前になり、それでも応募が集まらない。その状況で、無料で試せる新しい入口が空いている——これがThreadsに注目する理由です。

実査で見えた「勝ち負けの分かれ目」

実際にThreads上の飲食店の採用投稿を調べると、勝ち負けがはっきり分かれていました。

求人票をそのまま転載した投稿は、表示245回・返信ゼロ。一方、手取りの本音から入る会話体の投稿は表示2,335回で、リプ欄には「詳細お願いします」と実際の応募が来ていました。

同じ「求人」というテーマでも、約10倍の差です。

分かれ目は、貼っているものの違いでした。負けている投稿が貼っているのは求人情報。勝っている投稿が置いているのは、会話の入口です。給与や条件の羅列ではなく、「この店で働くってこういうことか」が想像でき、思わず返信したくなる話題から始まっている。Threadsの採用は「何を載せるか」ではなく「どう話しかけるか」で決まります。

フォロワー0でも戦える構造

3日間の調査で一番の発見は、「フォロワー0でも戦える」ことでした。

Threadsはおすすめフィード経由の表示が中心で、投稿への会話量(返信・引用)を高く評価するアルゴリズムです。つまり、フォロワーを何年も積み上げてきたアカウントの優位が効きにくい。

InstagramやXでは、後発の店が先行アカウントに追いつくのは正直難しい。でもThreadsは、投稿単位で「会話が生まれるか」が評価されるので、今日始めた小さな店の投稿でも、大手の投稿と同じ土俵に乗ります。

SNSの勝敗がリセットされる場所は、そう頻繁には現れません。InstagramやXで出遅れた店ほど、この構造の恩恵は大きいはずです。

現場で見えたこと——「SNSが最初の認知入口に変わった」

新卒採用にSNSを本格活用している一家ホールディングス様に取材したとき、印象的な言葉がありました。「SNSが補足ツールから、最初の認知入口に変わった」。

ナビ媒体の求人票では現場の実態やキャリアパスが伝わらず、入社後の配属ギャップが起きていた。それをInstagramで「働く風景ごと」伝えるようにした、という話です(詳細は当社のインタビュー記事で公開しています)。

求人票を綺麗にする前に、働く風景を見せる。媒体はInstagramでもThreadsでも、この原則は同じです。そしてThreadsは、その「働く風景の会話」を最も低コストで始められる場所だと考えています。

まずは1本、求人票ではない投稿から

自店の採用アカウントを持っていなくても、Threadsは今日から始められます。最初の1本は求人情報ではなく、「まかないの話」「スタッフの口癖」「今日の仕込みの失敗談」のような、返信したくなる話題から。

あなたの店の求人は、「情報」と「会話の入口」のどちらを貼っていますか。

SOELでは新卒採用SNSの立ち上げ・運用支援を行っています。自店でどう始めるか相談したい方は、お気軽にお問い合わせください。