こんにちは、SOEL株式会社 レストランプロモーション事業部の布施です。

「お客様はどんなタイミングで、どんな基準でお店を選んでいるのか」を知っていますか?
今回は、最新データをもとにユーザーのお店探し行動を整理してみました。

1. 日常で「いつか行こう」と思うお店探し(ストック型)

SNSのグルメ投稿や友人のシェア、テレビで紹介されたお店を見て、
「今は行かないけど気になる」とストックする動きです。

  • Instagramの「保存」機能
  • 食べログ・Googleマップの「行きたいリスト」
  • スマホのスクショやメモアプリ

→実際にInstagramをきっかけに飲食店に来店した人の約30.7%は1週間程度、
さらに2〜3週間〜1か月かけて来店しており、
約8割(78.8%)は1週間以上の期間を空けて来店しています
※出典:株式会社トリドリ

2. 予定が決まっているときのお店探し(比較検討型)

誕生日や会食、女子会など「シーンが先に決まっている場合」、
検索エンジンやグルメサイトで条件に合うお店を探します。

  • 候補を複数ピックアップ
  • 写真・口コミ・価格・雰囲気を比較
  • 失敗しない選択を重視

→外食利用の理由は、「友人や家族との交流・コミュニケーション」26.1%、
「新しい体験をしたい」12.6%、「旬の食材・特定の料理を楽しみたい」11.0%と
予定型の利用は「人と過ごす場」としての側面が強く、慎重な選択が求められます。
※出典:プレスリリース・PR TIMES

3. 当日のお店探し(即決型)

仕事帰りや急な飲み会、外出先でのランチなど、
「今すぐ行きたい」ときに発生する行動です。

  • Google検索・Googleマップで「現在地 × ジャンル」で検索
  • 写真や直近口コミを見て即決
  • 「待たずに入れる」「予約なしで入れる」ことを重視

→ 当日検索は「利便性」と「スピード感」が最大の決め手で、
実際に23.3%が即時性を求めています。

4. その他の行動パターン

リピート型

過去半年で76.9%が「リピート来店したお店がある」と回答。
理由としては、そのメニューがまた食べたくなる(ランチ38.6%、ディナー40.3%)
→一度の体験が強烈に印象に残ると「また行こう」に直結する
※出典:ぐるなびPRO

口コミ・紹介型

知人のおすすめやSNS上の口コミから直接お店を決めるケース。
特に初めてのジャンルやエリアでは「人の意見」に強く影響される。

お得感重視型

利用したいお店の特徴として、“キャッシュレス可”が33.5%で最多、
「ポイントがたまる」30.6%、「お得感がある」37.1%も高い支持。
特に「待たずに入れる・予約なしで入れる」が23.3%あり、
即時性・待ち時間回避ニーズも無視できません。

まとめ

ユーザーのお店探し行動は大きく分けると以下の3つです。

  • ストック型(いつか行きたい)
  • 比較検討型(予定あり)
  • 即決型(当日)

さらに、リピート型・口コミ依存型・お得感重視型の行動も混在しています。
一人の消費者の中で複数の行動パターンが使い分けられており、飲食店が集客を成功させるには、これらの行動パターンに合わせたアプローチが重要です。

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