はじめに

SNSの台頭により、飲食店の集客にはWEB広告の運用が不可欠になってきました。なかでもInstagramは、飲食店を探す際の重要なプラットフォームです。

しかし、運用方法を知らない、どのような広告が効果的なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。実際に広告を配信したところで、集客に繋がるのかという不安もあるかと思います。

そこで本記事では、弊社が行って成功した事例と共に、その秘訣をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

【目黒タイ料理店】月間来店数が約1.7倍に！

弊社では、目黒駅周辺に位置するタイ料理店様のInstagramを運用させていただいております。そのアカウントにて行ったInstagram広告の配信開始により、なんと月間来店数が約1.7倍まで増加！

来店人数やアクセス数は以下グラフのように増えていきました。

インスタ広告集客成功のポイント

今回の試みはなぜ成功したのでしょうか？

Instagramでの広告配信で集客に成功したポイントを、大きく3つに分けて解説します。

①Instagramはコンバージョンに繋がりやすいメディア

とくに飲食領域では、Instagramはコンバージョン（ご予約）に繋がりやすいメディアです。SNSをきっかけに飲食店を知ったことがある方が83％という数字が出ていることからもわかるように、飲食店を探すうえでのユーザー行動のなかには、Instagramが高確率で入っています。
参照：PRtimes「飲食店におけるSNSについての意識調査　SNSから飲食店を知った83％、実際に来店した84％」

②広告配信ターゲットをピンポイントで設定

インスタ広告は、オフラインでの広告とは異なり、アプローチするターゲットを絞って配信できるのが大きな特徴です。これは、InstagramだけでなくWeb広告全体でいえることでもあります。

店舗を中心に半径⚪︎kmのユーザーのみに配信、かつ年齢や性別、広告配信時間帯も絞り込むことによって、予約に繋がりやすいユーザーに届けることが可能です。

また、配信の進捗や結果がデータとして確認できるため、その数値を踏まえて改善に取り組むことで費用対効果を上げていけるでしょう。無駄な広告費の出費を抑えるためにも、大変効果的な方法です。

③広告の遷移先を食べログのページに設定

広告の遷移先を食べログに設定することで、予約へのハードルを下げます。

食べログは、口コミや星での評価、立地、メニュー写真など、飲食店を選ぶ基準となる情報が揃っており、慣れ親しんだユーザーが多いメディアです。ユーザーが普段から使用している画面を出すことで、その場でスムーズに予約に進んでいただけるよう導線を作ります。

食べログからの予約は飲食店側が手数料を支払う必要がありますが、その分予約数を増やせることが見込めるので、集客としてデメリットではないでしょう。

ただし、広告の遷移先を食べログに設定すれば良いという訳ではありません。飲食店を探しているユーザーは食べログとInstagram両方確認する人も多いため、Instagramの公式アカウントのプロフィール画面も重要です！

以下のような流れが想定されます。

食べログで店舗の概要や星を確認

「どんなものが食べられるお店？」

↓

Instagramで写真・動画を確認

「よりリアルな情報が知りたい。行ったらどんな写真撮れる？」

↓

予約へ

Instagramの公式アカウントは、「Instagram上の“HP”」だと考えましょう。ここが整備されていないと、予約せずに離脱されてしまう可能性も上がります。

広告配信とInstagram公式アカウントの構築を、セットで行うのがおすすめです！

施策効果シミュレーション

今回の施策において、広告を閲覧したユーザーが予約に至るまでのフローとしては以下の通りです。

①Instagramで広告を閲覧

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②広告をクリックし、食べログページへ遷移

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③食べログ内でページ遷移

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④食べログからの予約

それぞれの遷移率を他社の事例なども踏まえ、施策の効果をシミュレーションしてみましょう！

20万円分の広告をInstagram上で配信した際で仮定した際、「①Instagramで広告を閲覧」の数はおおよそ20万件となります。

そこから広告を閲覧し食べログページへの遷移に関して、約5%前後の遷移率となることが想定されるため、「②広告をクリックし、食べログページへ遷移」するユーザー数はおおよそ10,000件。

上記ユーザーのうち、食べログページへ遷移後、すぐにページから離脱してしまうユーザー数は約20%発生するため、「③食べログ内でページ遷移」するユーザー数は約8,000件。

飲食店における予約サイト内での予約率は約1.5%であるため、「④食べログからの予約」の組数は約120組。

1組あたりの来店人数を平均2.5人/組・食べログの予約従量課金を200円/人、平均客単価を6,000円とすると、

施策の費用としては広告配信費：20万円+食べログ予約従量課金：6万円の合計26万円。

施策による獲得売上見込みとしては施策による獲得来店人数：300人×平均客単価：6,000円=180万円となります。

まとめ

今回は、飲食店のインスタ広告における、食べログ遷移集客方法について解説しました。自店のマーケティング戦略の見直しや、新しいアプローチの試みのきっかけにしていただけると嬉しいです。

ぜひみなさんも、食べログ遷移のインスタ広告を試してみてください！

また、今回ご紹介した内容以外にも、マーケティングに関してさまざまな情報を発信しております。SNS広告に関して気になることがございましたら、ぜひご覧ください。